弁護士 合田雄治郎

合田 雄治郎

私は、アスリート(スポーツ選手)を全面的にサポートするための法律事務所として、合田綜合法律事務所を設立いたしました。
アスリート特有の問題(スポーツ事故、スポンサー契約、対所属団体交渉、代表選考問題、ドーピング問題、体罰問題など)のみならず、日常生活に関わるトータルな問題(一般民事、刑事事件など)においてリーガルサービスを提供いたします。

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「スポーツ権と不祥事処分をめぐる法実務」

所属している第一東京弁護士会のスポーツ法研究部会で,7月に「スポーツ権と不祥事処分をめぐる法実務」という本を出しました。
私も執筆者の末席に加わっています。

近頃連日のように,スポーツ団体における不祥事の報道がメディアを賑わせています。

スポーツ団体は,不祥事を生じさせた人(指導者のみならずアスリートもありえます)の処分を決める場合に,事実をきちんと調査し,その上で適正な手続に基づき処分を決めなければなりません。

このような手続をスポーツ団体が履践していれば,問題はここまで大きくならなかったかもしれません。
多くのスポーツ団体では,事実調査や処分手続のルールをきちんとした形で作っていないことから,場当たり的な処分になってしまいがちになります。

そこで,私たちスポーツ・ロイヤーは,スポーツ団体に対し,処分をする際のルール(処分規則)を作り,そのルールに従うこと(グッド・ガバナンス)を求めています。

そのようなルール作りの参考となる考え方や雛形,過去の処分事例をまとめたものが,「スポーツ権と不祥事処分をめぐる法実務」です。

たとえ不祥事を起こしたアスリートといえども,その処分(試合出場資格喪失,試合出場停止など)がアスリート生命を左右するものである以上は,当然に,適正な事実調査や適正な手続による処分を求める権利があるというべきです。

すなわち,スポーツ団体のグッド・ガバナンスは,アスリートのスポーツ権の保障に資するということなのです。

              

開業について。

開業して、約2ヶ月が経ちました。

開業にまつわることを少し書いておきたいと思います。

まず、事務所は、居心地が良い空間を作ること第一としました。

よく敷居の低い法律事務所などといいますが、当事務所の場合、ただでさえ怖い顔した弁護士が相談の受け手なわけですから、敷居は自ずと高くなってしまいます。

そのような敷居を跨いでいらしてくれた方には、せめて空間くらいはホッとするものにしようと思ったわけです。

専門は、スポーツ法というあまり聞き慣れない分野としています。

これから日本はより成熟した社会になっていくとすると、その中でスポーツの果たす役割は小さくないと考えます。

スポーツの役割が大きくなるにつれ、スポーツをめぐって、今まで見えなかった法的な問題や新たな論点が現れてくるでしょう。

そのような場面で、法律家がお役に立てることも増えてくると思うのです。

最後に、人とのつながりについて。

人付き合いが決して上手ではない私でも、この開業というイベントを通して、様々な人に色々な形で支えられて生きていることを実感します。

このことを胸に、人々が抱える悩みや問題を解消して、少しでも機嫌よく生きていく一助となれるよう精進します。

 

             

               【事務所開きに集まっていただいた方々】

 

はじめます。

ここでは、私が仕事上、考えたこと、思ったこと、感じたことを徒然なるままに綴っていきます。

「仕事上」というのがミソですが、仕事と遊びの境界が曖昧な私ができるのか、少なからぬ不安を感じます。

とはいえ、やる以上は読んでくださる方の時間を無駄にしないよう、少しでも中身のあるものにしたい思います。

よろしくお願い申し上げます。

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